『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民』



ストーリー

タイ北部ナーン県のドーイプライワン村。3人のムラブリの男たちが、村外れの小屋で暮している。日本から来た伊藤雄馬が言語調査をはじめると、男たちは北タイ語で、森に生まれて村に定住するようになった来歴を語りだす。日雇い労働で稼いだ日銭で、村の商店に買い物にいく。ところが、地元のモン族の商店主は「ムラブリは貯金をせず、すぐにお金を使っちゃうのよね」とあきらめ顔でいう。
数十キロ離れたフワイヤク村は、400人以上のムラブリが暮らす最大のコミュニティ。伊藤と村に入ったカメラは、男がモン族の畑で日雇い労働に出て、妻が子育てをしたり売り物の編み細工をする姿を記録する。村にはタイ人の移動販売がきて、夜は一台のテレビを皆で集まって見る生活。無文字社会に生きるムラブリには、独特の即興歌があり、森のなかで出くわす妖怪や幽霊などのフォークロアも豊富だ。
しかし、タイ人やモン族以上に、ムラブリは同族の別グループを「人食いだ」と昔から怖れている様子。互いのグループが「入れ墨をいれた人食い集団だ」という言い伝えを信じ、対立している。昔ながらの森の生活を見せてほしいと頼む。すると、1人のおじさんが喜んでふんどし姿になり、裸足で森を歩きまわり、芋掘りとバナナの葉による家づくりを見せてくれる。その姿は生き生きとしている。
伊藤とカメラは国境を超えて、ラオスの森のなかで、いまも昔ながらのノマド生活を送っているという十数名のムラブリを探しにいく。ラオス西部のA村。山奥にある森のなかからムラブリが下りてきて、地元民と交易をしている現場に出くわす。ムラブリの少女ナンノイと少年ルン、それから壮年の女性リーに会う。どうやら森のなかを移動しながら、山の幸をお米、煙草、酒と交換しているらしい。地元民の助けを得て、伊藤とカメラはムラブリの野営地を目指して山奥にわけいる。そこで、いまだノマド生活を送るグループに接触し、世界初となる撮影に成功する。
そこで目撃された光景とは? そして、現代の遊動民が抱える問題とは、いったい何なのか?

オフィシャルサイトより



キャスト・スタッフ

監督金子遊
キャスト伊藤雄馬/パー/ロン/カムノイほか
公式サイトhttps://muraburi.tumblr.com/

関連商品など


鑑賞券情報

劇場鑑賞券 更新日:
当選人数:1組2名
主催:ナビトモ
締切日:3/16(水)23:59
応募詳細はこちらから

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