Introduction
昭和二十七年「原爆の子」以来「第五福竜丸」(三十三年)「ドキュメント8・6」(五十二年)と、常に原爆の問題に積極的に取り組んで来た広島出身の新藤兼人が、江津萩枝著「櫻隊全滅」(未来社刊)に感動し、これを基に構成・演出する長編ドキュメントです。櫻隊は、第二次大戦下、新劇人達で組織された移動演劇隊の一つで、広島に巡演中、八月六日、爆心地近くで原爆の洗礼をうけ九人が非業の死を遂げました。隊長で新劇界の大スターと言われた丸山定夫、宝塚出身で「無法松の一生」にその華麗さを印象づけた園井恵子、将来嘱望された若い新劇人島木つや子、森下彰子、羽原京子、笠絅子、小室喜代、仲みどり、高山象三の九人の殉難者です。昭和二十七年、丸山定夫と深い関りのあった徳川夢声が中心になって五百羅漢寺の協力で九人の原爆殉難碑が、東京目黒五百羅漢寺に建立され、毎年「原爆忌の会」の集いを墓前で行われ、故人の冥福と平和への誓いを新にしています。毎年参加者も増え櫻隊の悲劇を超え、原爆を風化させないよう反核の祈りが高まっています。天恩山五百羅漢寺の協力を得て、近代映画協会と提携製作します。
横浜キネマ倶楽部より
キャスト・スタッフ
監督 | 新藤兼人 |
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キャスト | 古田将士、未来貴子ほか |
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上映会情報
神奈川上映会 | 7/27(日)13:00 横浜市南公会堂 |
更新日: 当選人数:ペア10組 主催:朝日マリオン・コム 締切日:7/11(金)16:00 |
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